2010年8月8日日曜日

濱谷明夫展-藍と造形-

夏の暑い午後、県立近代美術館へと向かいました。
目的は、7月17日から始まっている「濱谷明夫展-藍と造形-」
この展覧会は「阿波藍×未来形」プロジェクトに協賛しており、
地元徳島の藍染師が素材の糸を染めていることでも注目されている展覧会です。

暑さから逃げるように自動ドアをぬけ、
エントランスの吹き抜けを見上げると、藍色の「空」が出迎えてくれます。



頭上に広がる作品の名は「空」、阿波藍で染めた糸を使ってつくられたものです。
藍染めの糸で構成された「空」の表情はとても穏やかで、清々しい存在感に外の暑さを忘れます。

会場ではいくつもの印象的な作品に出会いました。
糸がつくり出す空間のやさしい広がりと、その色の美しさは、
作品を前に足を止め、ゆっくりと眺めるほどに感じられるものです。
中でも私が忘れられないのは「White Boat」と名付けられた大型作品。
糸の繊細さと、その糸がつくる空間の大きさが対照的で、
浮かびあがる光の変化が作品の佇まいを心地よいものにしてくれています。

「濱谷明夫展-藍と造形-」は9月26日(日)まで開催。
みなさんもぜひ、阿波藍の糸からつくり出された空間を体験してください。