2012年7月29日日曜日

夕暮れの大宮八幡神社


「移動展開」の1日目を終えました。
暑い中たくさんの方がお越しくださり、藍の色を通して新しい繋がりが生まれました。

「移動展開」では、作品そのものの中から好きな色を選び、
会場でバッジにして身につけて持ち帰ることができます。
バッジとして持ち帰る藍の色を通して、作品と繋がり、
藍の色を染め上げた染師と繋がり、
すくもを仕上げた藍師と繋がり、
藍葉を育てた栽培農家と繋がるのです。
そして、作品には訪れた人の数だけ水玉模様が増えていきます。
明日は2日目です。ぜひ佐那河内村にぜひお越しください。

上の写真は、1日目を終え、作品を再調整した後で撮影したものです。
作品の長さは約16m、高さは2m。
本殿の右奥に、藍染めの言い伝えに登場する猿田彦大神が祀られていて、
作品は神社正面から、猿田彦大神の場所へ導くように設置されました。
暗くてわかりにくいですが、作品を構成するのは藍葉、藍染めの布、むしろ。
朝は緑鮮やかだった藍葉も乾燥が進み、痩せて青みが目立ってきました。
日曜日の会場では、変わりゆく藍葉の色もお楽しみください。

2012年7月28日土曜日

「移動展開」スタート!


この週末、阿波藍アートプロフラム「移動展開」がスタートします。
7月28日(土)〜29日(日)、徳島県名東郡佐那河内村の大宮八幡神社で開催です。
佐那河内村には、その昔、親孝行の若者の前に神様が現れて藍染めの方法を教え、
若者は神様に言われたとおりにして、長者になったたという言い伝えが残っています。
そして、若者に藍染めを教えた神様が大宮八幡神社に祀られているのです。

上の写真は藍の葉。「移動展開」の作品には藍の葉も使われています。
藍の葉は乾燥が進むと藍色に変化していきます。
会場を訪れた際には、変化の様子に注目してください。

2012年7月26日木曜日

作業室の風景


制作準備の進む作業室の様子です。全国の染師の方々から届いた布が並びます。
大切な布が届くたび、包みを開けて布を手にするたび、
協力してくださるみなさんに感謝するばかりです。ありがとうございます。

明日は事務局スタッフの運営リハーサル。作品の組み立ても始まります。

2012年7月25日水曜日

いよいよ始まります!


先日、藍の音の収録で徳島市内の工房を訪れたところ、
ちょうど阿波藍アートプログラムの布が染められていました。
この日のこの布も作品を構成する大切な1枚です。

いよいよ今週末、7月28日(土)、29日(日)から「移動展開」が始まります。
第1回目の会場は、徳島県名東郡佐那河内村の大宮八幡神社。
この神社には、“藍染めの始まり”にまつわる昔話が伝わっています。
大宮八幡神社は佐那河内村を通る国道438号線沿いです。
お車でお越しの際は、大宮八幡神社の西400mの佐那河内村保健センター駐車場をご利用ください。
(雨天の場合、会場が佐那河内小・中学校に変更となります)

いま事務局の作業室では、作品制作が大詰めを迎えています。
心地よい緊張感と共に、あと数日ラストスパートです。

2012年7月19日木曜日

藍畑にマイクを設置


10月からの「屋内展示」にむけて、
藍に関する音源で制作する“藍の音”の準備を進めています。
“藍の音”の大黒柱となるのは、実際の藍畑で聞こえる音。
風で葉がすれる音、飛ぶ虫の音、作業をする人の足音、鳥の声など、
藍畑で聞こえる音の全てをリアルタイムで取り込んで“藍の音”に使うのです。
先日、その藍畑の音を手に入れるため、徳島の藍畑に野外マイクを設置しました。
この野外マイクを作ったのは、サウンドアーティストのノルベルト・ハーバーさん。
接続作業をしているのは、来日中のローランド・リケッツさんです。
このマイクの音はネット回線を通じてノルベルトさんに届き、
彼の手によって“藍の音”へと生まれ変わります。

完成した“藍の音”が聞けるのは「屋内展示」会場だけですが、
藍畑の音はこのホームページの中でも聞こえるようにしたいと考えています。
実は今、システム上の問題にぶつかっているのですが、
ノルベルトさんが知恵を絞ってくれていますから、きっと成功するはずです。

2012年7月18日水曜日

阿波藍アートプログラムのこと ②

移動展開と屋内展示。
この2つは阿波藍アートプログラムを構成する大きな作品です。
ローランド・リケッツと私たち事務局スタッフは、
この2つの作品のほかにも、大切な2つのポイントがあると考えています。

まず最初は今年5月、全国に向けてお送りした“手紙”のこと。
阿波藍にこだわりを持つ染師の方々に、阿波藍アートプログラムの主旨を伝え、
作品に使用する麻布200枚以上を染めていただくためのものでした。
どうすれば想いが伝わるだろうか、
その手紙の文面が決まるまでに1か月以上の時間をかけました。
それはけして策略的(どうすればたくさんの協力を得られるか、といった)なものではありません。
ローランド・リケッツの想いをどれだけ正直に言葉にできるか、それだけに注力しました。
そして、その手紙に込められた想いに、19都道府県の40名を超える方々が応えてくださいました。
この「始まり」がなければ、阿波藍アートプログラムはあり得ません。

もう1つは屋内展示の終了後、作品で使用した布を全国の染師の方々にお返しすることです。
阿波藍から染め出された藍色が、再び生まれ故郷の徳島に集まり、
阿波藍にゆかりのある土地を移動展開で巡った後、
新町川の流れに沿って屋内展示の会場に現れ、再び全国へと旅立っていく。
ローランド・リケッツは「戻ってきた藍が徳島を巡礼する」と表現しています。
巡礼を終えた藍が染師の元に帰らなければ、阿波藍アートプログラムは終わりません。

作品として現れることのない2つのこと、でした。




連日、染め上げられた布が届いています。
包みを開けるたび、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

2012年7月5日木曜日

阿波藍アートプログラムのこと ①

阿波藍アートプログラムでは「移動展開」と「屋内展示」、それぞれ異なる作品を制作します。
どちらの会場でも、来場者が作品そのものに参加できる仕組みになっています。
作品を構成するのは2m×1.6mの麻布、200枚以上。
すべて徳島のすくも“阿波藍”で染められたものです。
染めに協力してくださるのは、主旨に賛同していただいた全国の染師の方々。
事務局には全国から藍色に染められた布が届き、
スタッフの手によって着々と作品制作が進められています。
制作の段階で発生する藍色の糸くずさえ無駄にするつもりはありません。
大切に保管して、これも作品の一部として利用します。

写真は麻布が染められる様子。空気に触れて色が変わっているところです。
このあと水洗いされた瞬間、鮮やかな藍色が現れます。

2012年7月4日水曜日

サイトオープンのお知らせ


阿波藍アートプログラムのサイトがオープンしています。


「移動展開」「屋内展示」「国際研修会」それぞれの開催情報はもちろん、
作品の制作状況や会場からの現場レポートもお伝えしていきます。

音と声

制作に協力してくださっている工房を訪ねて、
染めている“音”と染める人の“声”を収録しています。
すべて「屋内展示」の会場で流れる「藍の音」に使われるのです。
このほか、徳島県内にある藍畑の風音も重要な音源のひとつ。
藍畑に集音マイクを設置して、24時間ストリーミングさせる計画です。
阿波藍アートプログラムのサイトで聞けるようになる予定です。

2012年7月2日月曜日

このまちの色

作品応募を締め切らせていただいた「このまちの色」展。
全国からたくさんのご応募をいただきました。
現在、選定作業が進められており、来週中には出展作品が決まる予定です。
事務局では並行して展示会場のイメージをかためていきます。
素晴らしい作品にふさわしい会場にしなくては。